‘国際交流’ カテゴリーのアーカイブ

手をつないで歩く・・・

2010年4月4日 日曜日

それぞれの国はそれぞれの文化、習慣、常識がある。驚くことではない。しかし、海外に行くとよく驚くことがある。一つの例は手をつないで街を歩いている人々です。

目を閉じて、手をつないでいる2人が街を歩いている様子を想像してみてください。では、その2人は1人が男性、もう1人が女性?それとも、2人も同じ性別ですか?答えは、自分が育てられた場所によるでしょう。

イギリス、アメリカ、日本では公で手をつないでいる2人を見るのは付き合っているカップルや夫婦でしょう。1人が男性、もう一人が女性。

でも、他の国に行くとこれが違ってくる。例えば、中国では若い女性2人が手をつないで街中を歩くのはよく見ることです。インドでは、同じ事をしている男性2人がたくさんいます。付き合っている証拠ではなくて、単に友情を表している。

中国人女性

インド人男性


なぜ福山?

2010年3月26日 金曜日

日本に来ることを決意した後は、仕事を探すのが先決でした。英語講師の誘いを、三箇所から頂きました。

  1. 佐賀県の小さい街の中学校(JETプログラム)
  2. 福山市の個人経営塾
  3. 東京にある大きめの塾

日本のことを何も知らなかったので、地図を開いて場所を確認したところ、

佐賀県は緑色で、あまり建物がなさそう。東京は首都なので、英語が話せる人や他の外国人が沢山いるだろうと思い、行きたいと思いませんでした。福山は・・・私の地図には存在していませんでした。でも、調べたら、佐賀県の街と東京と福山では、福山は大きさにしても、地理的にも真ん中だったので、福山に決めました。

当時は一年間だけの予定だったので、嫌なら簡単に移ることができると考えていました。単にまだ嫌になっていないのかな・・・

通訳者

2010年3月21日 日曜日

通訳は単に一人が話した言葉を他の言語に置き換えて話すことではないです。

話す人の考え、話す内容の背景、選んだ言葉の細かいニュアンスをすべて理解して、同じ意味が通じるように違う言語で説明することです。

日本人がよく言う「前向きに検討する」や「首が回らない」をそのまま他の言語にしたら、大きな勘違いを招く可能性があります。

また、通訳者は透明の存在であるべきです。違う言語を話している2人が、その違いを気にせずに出来るだけ普通に話せるのが理想です。

しかし、通訳に関して、一つの大きな勘違いがあります。通訳者が中立であることが当たり前と思われる人が多いです。それはあり得ません。片方からお金をもらっているので、その方の社員と変わりはないです。その方の目的を果たすように通訳するはずです。

ですので、通訳が必要な会議や打ち合わせの際は、事前にその通訳者と充分打ち合わせをし、相手は誰か、会議の目的は何か、どんな問題が生じそうか、すべて説明した方が良いです。プロの通訳は安くありません。でも、自分の会社の一員になり、自分のチームのメンバーであることをよく覚えた方が良いでしょう。

社内で他の言語を話す人や学生のアルバイトをたまに使っていることが多いようですが、このような通訳者を使った会議が成功に終わる確率が、プロの通訳者を使う場合と比べて低いでしょう。

両方の言語に加えて、その分野の専門用語とその会議の背景と目的を充分理解した上で通訳を行うのが賢明でしょう。

上手な通訳者は安くないですが、その価値は充分にある!

なぜ日本?

2010年3月18日 木曜日

特に理由はありません。高校時代にフランス語を勉強し、大学の専攻は化学だったが、一年間ギリシャの大学でギリシャ語を勉強をしました。大学を卒業した時は既に英語ともう2つの言語を問題なく使いこなしていました。当初はイギリスの外交官になろうと思っていましたが、その職に就く前に半年間独り旅をしてから、どこかの国で一年間暮らすことにしました。ヨーロッパの殆どの国に行ったことがあったので、違う文化の国に行こうと決めました。その当時は(今でも?)大学を卒業した欧米人であれば、日本で誰でも簡単に、英会話の講師になれたので、その仕事に就きました。

一年間の滞在後にイギリスに戻り外務省に就く予定だったのですが、一年間が二年間になり、二年間が三年間になり、結局外交官になるのを諦めて、日本に残ることを決意しました。それはもう18年前の話・・・

呼び捨てていいの?

2010年3月9日 火曜日

日本に18年間住み、日本語を話せて、日本の企業を経営して、まだまだ呼び捨てされることが多いです。気にしなければ済む問題と言えばそうかも知れないが、そうではない三つの理由があります。

その一

なぜ呼び捨てにするかを聞くと、殆どの人が「外人に“さん”を付けるのが不自然、言いにくい」と言う。それが変だと思うし、言い訳にしか聞こえない。「さん」は日本語の一部です。名前の一部ではありません。ですので、日本人であろうが、外国人であろうが、敬語を使う場面であれば、「さん」を付けるべきだと思う。

更に、日本人同士で一人がもう一人を呼び捨てした場合は、どちらが悪く見える?呼び捨てした方か、呼び捨てされた方?当然、呼び捨てした方ですね。礼儀が分からないと思われる。外国人を呼び捨てした場合も同様です!

その二

結婚してから、妻と一緒にいると、私が呼び捨てされても、彼女はきちんと「ハイマンさん」と呼ばれる。これは可笑しいだけではなくて、彼女の気分が良くない。悪意がなくても周りから見ると外国人に対する差別に見える。また、呼び捨てする方が悪く見える。

ある団体の会議に出席したとき、名簿がありました。他の皆の名前の後に「氏」が付けられたが、私の名前の後は何もなかった。普通なら考えられないが、よくあることらしい。

その三

気にしなければいいと言われても、気にしています。特に自分の顧客と一緒に食事に行くとそのお店の店長が私を呼び捨てにすると、私が良く見えないし、呼び捨てしていいと思われ、伝染病のように呼び捨てる人が増えてしまう。結局、そのお店は接待で使えない。